デルマシルフ（2019年生、母ミルトス）

経歴

デビュー前

1歳のとき、白井牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、浅沼廣幸によって990万円で落札された。

2歳（2021年）

10月17日、デビュー戦は小沢大仁騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は458kg。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

12月11日、中7週で迎えた2戦目は、西谷凜騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったテイエムランウェイに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3歳（2022年）

1月5日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西谷凜騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったテーオーステルスに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

1月30日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で西谷凜騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、サエールフェイスに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3月26日、中7週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

8月27日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、極端なハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで崩れずに走り抜いたが、テイエムフェローに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月3日、連闘で迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/重）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

10月12日、中5週で迎えた8戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

10月26日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた10戦目は、胡蝶蘭賞（園田ダート820m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で竹村達也騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のダイヴトゥブルーに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月1日、中1週で迎えた11戦目は、デージー賞（園田ダート820m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で竹村達也騎手（3戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のハルカゼに3馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2023年）

1月15日、中5週で迎えた12戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、3着に入った。

2月5日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷲頭虎太騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、苛烈なペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のナツイロノオトメに1馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

2月19日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラスの伊万里特別（小倉ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鷲頭虎太騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

4月30日、中9週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの邁進特別（新潟芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で鷲頭虎太騎手（3戦1勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月9日、中9週で迎えた16戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの噴火湾特別（函館ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、3着を確保した。

7月29日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラス（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスのおおぞら特別（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

10月14日、中8週で迎えた19戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの飛翼特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。18着に終わった。

5歳（2024年）

2月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの有田特別（小倉ダート1000m 小雨/良）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、壮絶なハイペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、ユウグロスファクタに交わされて2馬身差の2着となった。

2月18日、中1週で迎えた21戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの伊万里特別（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、オーロベルディに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2022年9月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4月28日、中9週で迎えた22戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。15着に敗れた。