テイエムフェロー（2019年生、母トシキャンディ）

テイエムフェロー（2019年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+母父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時14歳）と交配したトシキャンディが14歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は浦河小林牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

5月7日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、4着に入った。

6月19日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

7月3日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で鮫島良太騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったゴーウィズフェイスに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月16日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島良太騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったロックユアハートをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

8月13日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島良太騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したピンクムーンを差し切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月27日、中1週で迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るデルマシルフを半馬身差し切って未勝利勝ちを決めた。

9月24日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

10月15日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

4歳（2023年）

1月14日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/重）に58kgの斤量を背負って出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

2月26日、中2週で迎えた12戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

7月2日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のビーストアタックをハナ差振り切って久しぶりの一戦を物にした。

7月22日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの清洲特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

10月29日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（2戦1勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスのドンカスターカップ（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中健騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着を確保した。

12月10日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの夙川特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中健騎手（4戦1勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

5歳（2024年）

1月6日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中健騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に敗れた。

2024年1月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

2月11日、中4週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた19戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったフェブキラナをクビ差捉え切れず2着に惜敗した。

2月25日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた20戦目は、アネモネ賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシゲルイワイザケに8馬身の差をつけて断然人気に応えた。

3月9日、中1週で迎えた21戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で飛田愛斗騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のトゥーパンクスに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

3月31日、中2週で迎えた22戦目は、春疾風賞（佐賀ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で飛田愛斗騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のテイエムサウスダンに1馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

4月20日、中2週で迎えた23戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、六角川特別（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。