ビーストアタック（2019年生、母エミーズレシピ）

ビーストアタック（2019年2月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「野獣の一撃」。毛色は鹿毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時16歳）と交配したエミーズレシピが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者はレイクヴィラファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

8月21日、デビュー戦は斎藤新騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、5着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の豊富なスタミナで懸命に走り抜いたが、勝ったコンクパールに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

3歳（2022年）

1月10日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったベルドラゴにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

1月30日、中2週で迎えた4戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

4月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のルージュラピュセルに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

5月14日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳1勝クラス（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では稲妻のようなを披露し、3着に入り込んだ。

6月12日、中3週で迎えた7戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

8月21日、中9週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

10月22日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のように急駛したが、抜け出したグラストンベリーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2023年）

1月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg絞って迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月11日、中4週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3月25日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた13戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

7月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は団野大成騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったテイエムフェローにねじ伏せられてハナ差の2着に惜敗した。

7月23日、中2週で迎えた15戦目は、C.ホー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したゴッドブルービーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。