グラストンベリー（2019年生、母アドマイヤシャイ）

グラストンベリー（2019年2月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「英国にある町名」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時11歳）と交配したアドマイヤシャイが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はケイアイファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額3,000万円（6万×500口）で一口馬主が募集された。

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

10月30日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

3歳（2022年）

2月19日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

4月30日、中9週で迎えた4戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて先頭を奪い、最後は2着のリアルジョージに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月21日、中2週で迎えた5戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのメルボルントロフィー（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

7月16日、中7週で迎えた6戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

8月14日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず17着に終わった。

9月25日、中5週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて、最後は2着のビーストアタックを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

11月19日、中3週で迎えた10戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの西郷特別（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

4歳（2023年）

3月12日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

4月23日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

7月22日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの清洲特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（5戦1勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

8月27日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの九州スポーツ杯（小倉ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で川須栄彦騎手（6戦1勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを2馬身以上保って、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く持ち堪えて、最後は2着のメイショウモズに5馬身の差をつけて勝利をモノにする

10月8日、中5週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上3勝クラスのトルマリンステークス（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で川須栄彦騎手（7戦2勝）。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

12月3日、中7週で迎えた16戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの市川ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

5歳（2024年）

1月21日、中6週で迎えた17戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの豊前ステークス（小倉ダート1700m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

2月17日、中3週で迎えた18戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの小倉城ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

4月27日、中9週で迎えた19戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの三条ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。