ナツイロノオトメ（2019年生、母フェールクークー）

ナツイロノオトメ（2019年4月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「夏色の乙女」。毛色は青鹿毛。種牡馬のミッキーアイル（当時8歳）と交配したフェールクークーが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は高村牧場。主な勝ち鞍は2021年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、日進牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、岡浩二によって1,320万円で落札された。

角田晃一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

8月1日、デビュー戦は角田大和騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は478kg。17頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく14着に敗れた。

9月20日、中6週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中京ダート1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のオーロベルディに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

10月24日、中4週で迎えた3戦目は、2歳1勝クラスのなでしこ賞（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田大和騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

12月12日、中6週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

3歳（2022年）

2月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて9着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（阪神芝1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は角田大和騎手（3戦1勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

4月24日、中4週で迎えた7戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 小雨/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた8戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着を確保した。

6月11日、中3週で迎えた9戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

7月17日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったエクサープトに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月14日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本大輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

11月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は角田大和騎手（4戦1勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツで最後まで踏ん張ったが、ナサに交わされて2馬身差の2着となった。

11月19日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

4歳（2023年）

1月28日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ゲンパチレオニダスに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

2月5日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるデルマシルフを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月25日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で永島まなみ騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のエバニスタに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

4月15日、中6週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラスのラジオ福島賞（福島ダート1150m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で永島まなみ騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

7月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの噴火湾特別（函館ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

9月9日、中8週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は永島まなみ騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月22日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの妙高特別（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（5戦1勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって14着に終わった。

5歳（2024年）

1月6日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg絞って迎えた21戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

2月11日、中4週で迎えた22戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

2024年2月14日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。