サエールフェイス（2019年生、母サラファン）

サエールフェイス（2019年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名より+冠名」。毛色は芦毛。種牡馬のザファクター（当時11歳）と交配したサラファンが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は上山牧場。戦績は、中央平地1戦0勝。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上山牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、STレーシングによって792万円で落札された。

石橋守厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

8月21日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。17頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

12月25日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く最後はニシノデフィレと並んで6着同着となった。

3歳（2022年）

1月10日、中1週で迎えた3戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るデルマシルフを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

4月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

7月2日、中7週で迎えた7戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したゴッドクインビーを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

7月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったウォームライトにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月14日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で団野大成騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のミロワールを半馬身振り切って優勝

4歳（2023年）

4月23日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい15着に敗れた。

6月3日、中5週で迎えた11戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

8月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの雲仙特別（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

10月8日、中6週で迎えた13戦目は、河原田菜々騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

2023年10月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。