オーゴンカップ（1992年生、母トリポリスター）

オーゴンカップ（1992年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクライツトー（当時10歳）と交配したトリポリスターが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）牧野農場。戦績は、中央平地15戦1勝2着2回、地方14戦1勝2着2回。1997年のスプリンターズ賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

古賀末喜厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1995年）

1月28日、デビュー戦は田中剛騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

3月4日、中4週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

7月30日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。17頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

8月26日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のイナズマキャップを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

9月24日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた10戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた11戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、5着を確保した。

12月16日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、勝ったインタービンテージにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

4歳（1996年）

1月5日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエスプレッソトニーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

1月20日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で橋本広喜騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

2月17日、中3週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 小雪/良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本広喜騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

11月20日、約9か月の休養明けで迎えた16戦目は、斉藤誠騎手を鞍上に迎えて、三国峠特別（高崎ダート1500m 雨/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月19日、中3週で迎えた17戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5歳（1997年）

1月4日、中1週で迎えた18戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤誠騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた19戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤誠騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた20戦目は、矢菅清志騎手を鞍上に迎えて、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた21戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢菅清志騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月30日、中3週で迎えた22戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で矢菅清志騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月5日、中4週で迎えた23戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢菅清志騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったシクレノンアルファから3/4馬身差の2着となった。

6月29日、中7週で迎えた24戦目は、一般A B（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で矢菅清志騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のトウショウサウンドに2馬身半の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

7月20日、中2週で迎えた25戦目は、三国峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢菅清志騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた26戦目は、三国峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で矢菅清志騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒロノドンファンからアタマ差の2着に惜敗した。

8月24日、中2週で迎えた27戦目は、地方重賞のスプリンターズ賞（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で矢菅清志騎手（7戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月15日、中2週で迎えた28戦目は、妙義山特別（高崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で矢菅清志騎手（8戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた29戦目は、ミルクカップ（高崎ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で矢菅清志騎手（9戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。