オールヴォアール（2008年生、母ニシノファンシー）

オールヴォアール（2008年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「さようなら（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時16歳）と交配したニシノファンシーが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前川隆則。戦績は、中央平地11戦0勝2着4回、地方4戦0勝。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前川隆則から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、田島榮二郎によって420万円で落札された。

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

11月14日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 曇/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったジャービスに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（2011年）

1月5日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したロンズデーライトにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月10日、約6か月の休養明けで迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

8月7日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

10月1日、中7週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したトーセンビートを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したゴールドロジャーに半馬身届かず2着に敗北した。

4歳（2012年）

6月10日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下の湯川特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の恵山特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（6戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

7月22日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して11番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

11月16日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた12戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、池月・磨墨賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

12月31日、中5週で迎えた13戦目は、東京家族賞（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

5歳（2013年）

1月8日、連闘で迎えた14戦目は、笑初賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた15戦目は、銀嶺特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。