ジャービス（2008年生、母トネスボウス）

ジャービス（2008年3月12日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「『あしながおじさん』の登場人物、ジャービス・ペンデルトンより」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時8歳）と交配したトネスボウスが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は的場牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、的場牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、的場牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、門別牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、グローブエクワインマネージメントによって5,565万円で落札された。

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

10月31日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/重）に出走。馬体重は470kg。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、5着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを2馬身以上保って、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、スマートロビンにハナ差交わされて2着に甘んじた。

12月11日、中2週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のオールヴォアールに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2011年）

1月16日、中4週で迎えた4戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。

2月12日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

3月5日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳500万下の黄梅賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月1日、中7週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は安藤勝己騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したカグニザントにクビ差届かず2着に惜敗した。

6月12日、中3週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したロイヤルクレストに3/4馬身届かず2着に敗北した。

4歳（2012年）

4月1日、約10か月の休み明けで迎えた10戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

5月12日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（6戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5歳（2013年）

5月11日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 小雨/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたエパティック決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

5月25日、中1週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた13戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

6月22日、中3週で迎えた14戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。