ロイヤルクレスト（2008年生、母ルピナスレイク）

ロイヤルクレスト（2008年2月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「王家の家紋」。毛色は栃栗毛。種牡馬のロージズインメイ（当時8歳）と交配したルピナスレイクが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は木村牧場。戦績は、中央平地25戦7勝2着4回、地方11戦1勝2着1回。2014年のマリーンステークス(オープンハンデ)に勝利した他、2014年の大沼ステークス(オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

2月12日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。馬体重は510kg。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、リッチフローにクビ差交わされて2着に甘んじた。

2月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のダイワベルベをアタマ差振り切って未勝利戦を制した。

4月9日、中5週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に敗れた。

5月29日、中6週で迎えた4戦目は、N.ピンナ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、フルアクセルに半馬身交わされて2着となった。

6月12日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でN.ピンナ騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の敢闘精神で渋太く粘り続けて、最後は2着のジャービスを3/4馬身振り切って2勝目を獲得した。

7月2日、中2週で迎えた6戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の隅田川特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘志でジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のギンザボナンザをクビ差振り切って勝利をモノにする

8月20日、中6週で迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のポプラステークス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

9月18日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は津村明秀騎手（2戦1勝）。17頭立ての11番人気で大外17番ゲートからスタート。端をきり、リードを5馬身以上キープして、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

4歳（2012年）

4月15日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の春興ステークス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で15番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで踏ん張ったが、ミヤビファルネーゼにクビ差交わされて2着に惜敗した。

9月8日、約5か月の休養明けで迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の木更津特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて15着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の外房特別（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

11月3日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

12月15日、中5週で迎えた13戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい13着に敗れた。

5歳（2013年）

6月16日、約6か月の休養明けで迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北斗特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

6月30日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の檜山特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

9月1日、中8週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の釧路湿原特別（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のワイルドフラッパーに3馬身半の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

9月29日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上1600万下のながつきステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、ジェベルムーサに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月27日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上1600万下の秋嶺ステークス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（5戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のアンアヴェンジドに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月23日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンの2013フェアウェルステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

6歳（2014年）

2月8日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた20戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、すばるステークス（京都ダート1400m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

6月29日、約4か月半の休み明けで迎えた21戦目は、大沼ステークス（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタイセイスティングに2馬身半の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

7月13日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンのマリーンステークス（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のサンビスタを3/4馬身振り切って7勝目を手にした。

11月15日、約4か月の休み明けで迎えた23戦目は、G3の武蔵野ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（5戦3勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

12月29日、中5週で迎えた24戦目は、G1の東京大賞典（大井ダート2000m 曇/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（6戦3勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

7歳（2015年）

1月11日、中1週で迎えた25戦目は、ポルックスステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で古川吉洋騎手（7戦3勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

3月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で古川吉洋騎手（8戦3勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

10月13日、約6か月半の休み明けで迎えた27戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、日高報知新聞特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、コスモスイングに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月28日、中1週で迎えた28戦目は、鵡川ししゃも特別（門別ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい4着に敗れた。

8歳（2016年）

5月25日、約7か月の休養明けで迎えた29戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬特別（門別ダート1500m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサクラインザスカイを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切ってファンの期待に応えた。

7月7日、中5週で迎えた30戦目は、地方重賞の星雲賞（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

8月16日、中5週で迎えた31戦目は、Jpn3のクラスターカップ（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

9月22日、中4週で迎えた32戦目は、Jpn2の東京盃（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた33戦目は、Jpn1のマイルチャンピオンシップ南部杯（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

11月10日、中3週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた34戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の道営記念（門別ダート2000m 晴/重）に出走。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい12着に敗れた。

12月6日、中3週で迎えた35戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、総の国オープン（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

9歳（2017年）

4月26日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた36戦目は、門別温泉とねっこの湯特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。