フルアクセル（2008年生、母アクセラレイション）

フルアクセル（2008年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「全力加速。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時10歳）と交配したアクセラレイションが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地23戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の湘南ステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

2月20日、デビュー戦はF.ベリー騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、4着に終わった。

3月20日、中3週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では次元の違う末脚を弾けさせて前にいた14頭をごぼう抜きし、最後は2着のターフェルに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

4月16日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなみずき賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

5月29日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るロイヤルクレストを次元の違う末脚で半馬身差し切って2勝目を奪取した。

7月3日、中4週で迎えた5戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

10月23日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上はF.ベリー騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のように急駛したが、抜け出したアーバンウィナーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月27日、中1週で迎えた8戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のアプローズ賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2012年）

2月5日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月8日、中8週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

7月14日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の尖閣湾特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のインプレザリオを3/4馬身振り切って3勝目を収める

11月3日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のキッズニゴウハンを3/4馬身振り切って制した。

12月2日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（3戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したサクラクローバーにクビ差届かず2着に惜敗した。

5歳（2013年）

1月6日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の初富士ステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上はF.ベリー騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたステラロッサ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

1月27日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の節分ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

10月20日、約9か月の休養明けで迎えた17戦目は、3歳以上1600万下の甲斐路ステークス（東京芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（4戦2勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のノベンバーステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（5戦2勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

12月15日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の南総ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（6戦2勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

6歳（2014年）

2月2日、中6週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の節分ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（7戦2勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

5月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のダノンジェラートをアタマ差振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

7歳（2015年）

5月3日、約12か月の休養明けで迎えた22戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

6月14日、中5週で迎えた23戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。