アーバンウィナー（2007年生、母ジョウノエンジェル）

アーバンウィナー（2007年2月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「都会の勝者」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時15歳）と交配したジョウノエンジェルが17歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はメイプルファーム。戦績は、中央平地20戦4勝2着3回。2009年の札幌2歳ステークス(G3)で3着に入った他、2009年のいちょうステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

7月18日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。馬体重は458kg。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線に入ると、前で粘るメジロジェラルドを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

9月5日、中6週で迎えた2戦目は、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。

10月24日、中6週で迎えた3戦目は、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったトーセンファントムにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月21日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳G3の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。17頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず最後はモズと並んで7着同着となった。

12月27日、中4週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

3歳（2010年）

6月26日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から28kg絞って迎えた6戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の奥尻特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月3日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

10月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（5戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた9戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の伊達特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

12月12日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたドリームバスケット決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2011年）

1月10日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るザクリエイションを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

7月9日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上500万下の行川特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（7戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、4着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（8戦2勝）。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のグレートマーシャルを半馬身振り切って制した。

8月6日、中1週で迎えた16戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

10月9日、中8週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の六社特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（9戦3勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（10戦3勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したフェイマステイルに3/4馬身届かず2着となった。

11月13日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（11戦3勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では不撓のガッツで渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のフルアクセルを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

6歳（2013年）

3月16日、約16か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上1600万下の韓国馬事会杯（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。