アルヒジュル（2021年生、母スカーレットリング）

アルヒジュル（2021年4月23日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「サウジアラビアの遺跡名。父名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアルアイン（当時7歳）と交配したスカーレットリングが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2024年のクロダイ特別。

経歴

デビュー前

斉藤崇史厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

10月29日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は488kg。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい9着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に終わった。

3歳（2024年）

1月8日、中6週で迎えた3戦目は、A.A.ルメートル騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

3月3日、中7週で迎えた4戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた5戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

6月30日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は団野大成騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

8月11日、中5週で迎えた7戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

9月16日、中4週で迎えた8戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のファイナルレース（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

9月29日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のクロダイ特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で林謙佑騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダノンモンテローザを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月14日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3 15（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で林謙佑騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のサンライズグリットに1馬身半の差をつけて制した。

11月3日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦の土佐秋月賞（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で林謙佑騎手（3戦2勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。