ツウローゼズ（2012年生、母ローズホーラー）

ツウローゼズ（2012年4月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「２つの薔薇」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスターリングローズ（当時15歳）と交配したローズホーラーが22歳のときに産んだ16番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は樋渡志尚。戦績は、中央平地33戦3勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2016年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、樋渡志尚から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって168万円で落札された。

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

6月8日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/不良）に出走。馬体重は434kg。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

6月28日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

8月2日、中4週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

9月6日、中4週で迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

11月2日、中7週で迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。17頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

11月22日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

3歳（2015年）

1月11日、中6週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

2月14日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡初広騎手（4戦0勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

3月15日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で木幡初広騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったメランコリアに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

4月11日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で木幡初広騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のスマイルハッピーに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月30日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で木幡初広騎手（7戦1勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

9月26日、中3週で迎えた13戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/不良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

12月6日、中6週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（8戦1勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

12月20日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（9戦1勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

4歳（2016年）

1月24日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（10戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

3月13日、中6週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（11戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアミーキティアを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

7月9日、約4か月の休み明けで迎えた19戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 雨/稍重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に敗れた。

8月28日、中6週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（12戦2勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

10月1日、中4週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（13戦2勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着に入った。

10月16日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（14戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、グイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のブレヴェストに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月30日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の河口湖特別（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（15戦3勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

5歳（2017年）

1月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で木幡初広騎手（16戦3勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

2月12日、中3週で迎えた25戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

3月12日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

9月18日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は木幡初広騎手（17戦3勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（18戦3勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた29戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（19戦3勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

12月23日、中6週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の舞浜特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（20戦3勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

6歳（2018年）

1月13日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

1月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の大須特別（中京ダート1200m 小雪/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

2月25日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた33戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

4月3日、中4週で迎えた34戦目は、’18スパーキングナイトチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。