マルブツエビスオー（1992年生、母エビスローラー）

マルブツエビスオー（1992年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のホリスキー（当時13歳）と交配したエビスローラーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）ガーベラパークスタッド。戦績は、中央平地27戦1勝2着3回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1995年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

中尾正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

7月17日、デビュー戦は宝来城多郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は520kg。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は失速してしまい12着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宝来城多郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1600m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で宝来城多郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた5戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

10月29日、連闘で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、インタービンテージにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

11月19日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

3歳（1995年）

6月17日、約7か月の休み明けで迎えた9戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

6月24日、連闘で迎えた10戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

7月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、キセンペガサスにハナ差交わされて2着に甘んじた。

8月6日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田島信行騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったファステスユーに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

8月19日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で田島信行騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のローベルアイビーに9馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月3日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で田島信行騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

11月5日、中8週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田島信行騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は力尽きて7着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で田島信行騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田島信行騎手（8戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた18戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の濃尾特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

12月23日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（9戦1勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

4歳（1996年）

7月14日、約7か月の休み明けで迎えた20戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

9月8日、中7週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（10戦1勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた22戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く16着に敗れた。

9月29日、連闘で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（11戦1勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（12戦1勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

5歳（1997年）

2月15日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた25戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた26戦目は、常石勝義騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

3月26日、中2週で迎えた27戦目は、名古屋チャレンジカップミネルヴア賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月26日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた28戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。