ヒナノマーチス（2021年生、母エーシンマイスター）

ヒナノマーチス（2021年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「馬主名より+過去の名馬の名」。毛色は栗毛。種牡馬のシュヴァルグラン（当時9歳）と交配したエーシンマイスターが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。主な勝ち鞍は2024年のC級セレクション(一般)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、栄進牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、G・Sによって363万円で落札された。2歳のとき、米田牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、日向英二によって704万円で落札された。

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2024年）

1月21日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 小雨/不良）に出走。馬体重は438kg。17頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

2月17日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた3戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

5月12日、中8週で迎えた4戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

5月18日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

8月3日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた6戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して11番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で小林勝太騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場なく12着に終わった。

9月27日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では最後まで息が続かず4着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた9戦目は、裏表のない素敵な人で賞（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマウンテンピオニーに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

10月23日、中1週で迎えた10戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた11戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般C15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月15日、連闘で迎えた12戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、笠松けいば金曜日ライブ配信中（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた13戦目は、大輔さんご成婚記念（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた14戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、C級セレクション（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るヴァリアービレを豪脚でアタマ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

12月29日、中2週で迎えた15戦目は、馬産地日高特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2025年）

1月8日、中0週で迎えた16戦目は、一般C11 C12（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったヨツヤカイダンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

1月23日、中1週で迎えた17戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた18戦目は、儒烏風亭らでん誕生日記念杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では弾けるような伸びを見せたが、ボーズマンに半馬身交わされて2着となった。

2月21日、中1週で迎えた19戦目は、山岸柳子生誕記念杯（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

3月24日、中3週で迎えた20戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、C級セレクション（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた21戦目は、望月洵輝騎手を鞍上に迎えて、オグリキャップの血統を残したい（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るジェムステートを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて制した。

5月1日、中1週で迎えた22戦目は、アークトゥルス特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で望月洵輝騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた23戦目は、一般C5b（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（6戦0勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた24戦目は、光輝&優奈結婚記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は望月洵輝騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマジョリーを豪脚でアタマ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

6月12日、中0週で迎えた25戦目は、白取さん御結婚記念（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

7月11日、中3週で迎えた26戦目は、松本一心騎手を鞍上に迎えて、一般B13（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

8月15日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた27戦目は、楽天競馬&楽天モバイル賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた28戦目は、ときちゃん1歳お誕生日記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた29戦目は、イレコンドルスター笠松（笠松ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は望月洵輝騎手（3戦2勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた30戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、笠松けいば金曜日ライブ配信中（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた31戦目は、明星晴大騎手を鞍上に迎えて、C級サバイバル（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエイシンローテイトに1馬身半の差をつけて4勝目を掴み取った。

10月24日、中1週で迎えた32戦目は、さそり座賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は望月洵輝騎手（4戦2勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

11月6日、中1週で迎えた33戦目は、一般B6 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は明星晴大騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では超凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月14日、連闘で迎えた34戦目は、小笠原羚騎手を鞍上に迎えて、LJS笠松ラウンド第2戦（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るラグーンを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って5勝目をゲットした。

12月1日、中1週で迎えた35戦目は、長良川温泉特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は明星晴大騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。