マジョリー（2019年生、母マルカジュリエット）

マジョリー（2019年4月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「私の愛しい人(仏)。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のビッグアーサー（当時8歳）と交配したマルカジュリエットが20歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はナカノファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳以上C22 C31。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額1,000万円（5万×200口）で一口馬主が募集された。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

11月6日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

3歳（2022年）

3月21日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

6月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

7月10日、中4週で迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月23日、中1週で迎えた5戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では出色の末脚を発揮したが、5着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

2022年9月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月11日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、新冠町軽種馬生産振興会特別3（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したプレストバローズを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

10月20日、連闘で迎えた9戦目は、幌尻岳賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったスノーホルンロードに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月3日、中1週で迎えた10戦目は、JBC協会と共に走る特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったニシノコチに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月8日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、アクダクト賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、伸びてきたメイショウマクフィ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

12月30日、中2週で迎えた12戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、C2三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

4歳（2023年）

1月25日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

2月23日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた16戦目は、菅原涼太騎手を鞍上に迎えて、パリジャン賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた17戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

5月25日、中4週で迎えた18戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2二三四（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2二三四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

8月16日、中6週で迎えた21戦目は、宮内勇樹騎手を鞍上に迎えて、ほくれん丸賞（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず3着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた22戦目は、阿岸潤一朗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C32 C41（門別ダート1000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C32 C41（門別ダート1000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は宮内勇樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C32 C41（門別ダート1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宮内勇樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた25戦目は、にぶたに湖賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた26戦目は、若杉朝飛騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C22 C31（門別ダート1000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のカツゲキウマムスビに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月24日、中2週で迎えた27戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、一般B11 C3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた28戦目は、深澤杏花騎手を鞍上に迎えて、春待月賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

12月30日、中2週で迎えた29戦目は、冬の稲妻賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で深澤杏花騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

5歳（2024年）

1月12日、中1週で迎えた30戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、だいすき☆オグリキャップ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたマハラジャゴールド決め手に屈して半馬身差の2着となった。

1月26日、中1週で迎えた31戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部大地騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

2月7日、中1週で迎えた32戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で服部大地騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた33戦目は、オグリの里・新風編出版記念（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で服部大地騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた34戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、C級センバツ（1）（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい8着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた35戦目は、ありがとう、笠松（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた36戦目は、仲宗根音我、卒業おめでとう記念（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大原浩司騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた37戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大原浩司騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた38戦目は、松本一心騎手を鞍上に迎えて、馬場章嘉記念（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。8頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のスミレブーケをクビ差振り切って雨中の激闘を制した。