プレストバローズ（2019年生、母フェアリーダンス）

プレストバローズ（2019年2月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「極めて速く(音楽用語)+冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のドレフォン（当時6歳）と交配したフェアリーダンスが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者はレイクヴィラファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、レイクヴィラファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、猪熊広次によって5,500万円で落札された。

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

1月10日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は550kg。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に敗れた。

4月17日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に敗れた。

5月17日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るモリミライを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月2日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 曇/重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったジークリンデに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

6月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 雨/不良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

7月19日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた6戦目は、真歌公園賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

8月30日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、小麦と煉瓦のまち江別市特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた8戦目は、にくのくに北海道特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ロードブライトにクビ差交わされて2着に惜敗した。

10月11日、中3週で迎えた9戦目は、新冠町軽種馬生産振興会特別3（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のマジョリーに1馬身の差をつけて2勝目を手にした。

11月16日、中4週で迎えた10戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヴィニュロンをクビ差振り切って圧倒的支持に応えた。

4歳（2023年）

2月22日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったミキノカラクリバコに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月9日、中1週で迎えた12戦目は、がんばれ!関東の酪農応援in大井賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のゴールデンレアルをクビ差振り切って4勝目をゲットした。

3月28日、中2週で迎えた13戦目は、ゴールデン・ドリーム賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したハイチサングラスにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月4日、約4か月半の休み明けで迎えた14戦目は、マイ・タイ賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた15戦目は、ワイン・クーラー賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で笹川翼騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、伸びてきたバリブラック決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月5日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1八九十（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で笹川翼騎手（6戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月2日、中3週で迎えた17戦目は、一般C1八九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で笹川翼騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったシンメクローサに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月31日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、ブラッド・アンド・サンド賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で笹川翼騎手（8戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生得の持久力で渋太く粘り込んで先頭をうかがい、最後は2着のバイーアをアタマ差振り切って勝利をモノにする

5歳（2024年）

3月18日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg絞って迎えた19戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた20戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七八（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた21戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六七（大井ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。