ボストンタイカン（1993年生、母Sans Arc）

経歴

デビュー前

3歳（1996年）

1月6日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したセントアニメを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

1月21日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のティエッチゴアを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

2月19日、中3週で迎えた3戦目は、4歳500万下のカトレア賞（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

4月28日、中9週で迎えた4戦目は、4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の夏木立賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた6戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。15頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月29日、中4週で迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のあさがお賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

7月27日、中3週で迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（1997年）

1月25日、約6か月の休養明けで迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

3月9日、中5週で迎えた10戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の鳳来寺山特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

3月16日、連闘で迎えた11戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

4月13日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

6月15日、中3週で迎えた15戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアイシャルテイオーに2馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

6月28日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の信夫山特別（福島芝2600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

11月29日、約5か月の休み明けで迎えた17戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のバンブーゾラを半馬身振り切って久々の実戦を制した。

12月21日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上保って、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。