キュイキュイ（2014年生、母スナップショット）

キュイキュイ（2014年4月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「フランスでの写真撮影時の掛け声。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のハービンジャー（当時8歳）と交配したスナップショットが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地10戦1勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2016年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

5歳のとき、ノーザンファームから「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、杵臼牧場によって108万円で落札された。

キャロットクラブにて総額1,600万円（4万×400口）で一口馬主が募集された。

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

7月10日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月16日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のスビールアスールを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2017年）

1月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフェアリーステークス（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に敗れた。

4月9日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、牝馬限定3歳500万下のデイジー賞（中山芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（2戦1勝）。18頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい18着に終わった。

7月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

12月17日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

4歳（2018年）

2月27日、中9週で迎えた8戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、フェブラリースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

6月23日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 雨/重）に出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた10戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

10月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に敗れた。