タイファントム（1990年生、母タイニート）

経歴

デビュー前

3歳（1993年）

1月31日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた2戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアルファキュートを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（1994年）

3月20日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた3戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた4戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したザオーセイシュンを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月24日、中1週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したトウカントップガンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

5月14日、中2週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったミートユーアゲインに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

6月12日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

6月25日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、伸びてきたリキサンフラッシュ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

7月17日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田原成貴騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の留萌特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田原成貴騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下のノサップ岬特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田原成貴騎手（7戦1勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。