リキサンフラッシュ（1991年生、母シバイチヒメ）

リキサンフラッシュ（1991年3月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフラツシユオブステイール（当時8歳）と交配したシバイチヒメが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）競優牧場。戦績は、中央平地33戦4勝2着1回。1997年のセプテンバーステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

畠山重則厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

3月26日、デビュー戦は菅原隆明騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未出走（中山芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で菅原隆明騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のスピードビクトリアに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月8日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下の夏木立賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原隆明騎手（2戦1勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったフジグレイトリニアにねじ伏せられてアタマ差の2着となった。

5月29日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原隆明騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月25日、中3週で迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のタイファントムをハナ差振り切って2勝目を獲得した。

7月9日、中1週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のポプラステークス（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエリモキャプテンを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて3勝目を掴み取った。

8月6日、中3週で迎えた7戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、サロベツステークス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

10月2日、中7週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンステークス（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は横山典弘騎手（2戦2勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた9戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のローズステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

11月13日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳G1のエリザベス女王杯（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は横山典弘騎手（3戦2勝）。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

4歳（1995年）

6月11日、約7か月の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上900万下の支笏湖特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（4戦2勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のポプラステークス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

8月19日、中5週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の北海ハンデキャップ（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

9月9日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の漁火特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月24日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた15戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の八雲特別（函館芝1800m 雨/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

10月14日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の六社特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（8戦2勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の秋興特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた18戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のTVKテレビ賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた19戦目は、C.アスムッセン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’95インターナショナルジョッキーズ1（東京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして前にいた7頭を差し切り、最後は2着のジンライに1馬身1/4の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

12月24日、中3週で迎えた20戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、’95フェアウェルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

5歳（1996年）

5月3日、約4か月半の休養明けで迎えた21戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、薫風ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた22戦目は、箱根ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（9戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

6月15日、中2週で迎えた23戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の湾岸ステークス（中山芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた24戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、安達太良ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

9月1日、中8週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の外房ステークス（中山芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた26戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のニューマーケットカップ（中山芝2000m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた27戦目は、オクトーバーステークス（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月26日、中2週で迎えた28戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの東京スポーツ杯（東京芝2400m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ戦のウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の冬至ステークス（中山芝2500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

6歳（1997年）

9月6日、約9か月の休み明けで迎えた31戦目は、4歳以上1600万下のニューマーケットカップ（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた32戦目は、セプテンバーステークス（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（5戦0勝）。6頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい3着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のオクトーバーステークス（東京芝1800m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は菅原隆明騎手（4戦1勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。