第19回 エリザベス女王杯 (G1)

レース展開

バースルートが集団を率いる形、やや離れた位置にテンザンユタカが続く

バースルートが主導権を奪う恰好となり、後続との差を5馬身以上確保して集団を牽引。単独の2番手にテンザンユタカが続く。2馬身以上離れて、ナイスガルボが3番手の絶好位につける。そのすぐ後ろ、ジンシリウスは好位に取り付く。その直後、アグネスパレードが好位の一角を形成。先団後ろのポジションにいるのはエイシンバーモント、フサイチカツラ、チョウカイキャロルら3頭。その1馬身後ろ、メジロアムールとシーフリージアは中団やや前。ゴールデンジャックとジョウノバタフライは中団後方の位置。リキサンフラッシュ、メモリージャスパー、ヤマニンリコールらは後方4番手で前の動きを静観。後方2番手の位置でじっと我慢して力を温存するのはミスオーロとヒシアマゾン。しんがりにオグリローマンがいる隊列で最初のコーナーを通過。

エリザベス女王杯、ヒシアマゾンが積極的な取り口で中距離女王の称号を手に入れる

先頭はバースルートでリードは5馬身以上。単独の2番手にテンザンユタカが続く。その2馬身以上後ろ、ジンシリウスが3番手。その直後、アグネスパレードとチョウカイキャロルが4番手。1馬身離れて、フサイチカツラ、ジョウノバタフライ、ヤマニンリコール、ヒシアマゾンらが6番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、4番手から抜け出したのは2番人気のチョウカイキャロル。そのまま押し切るかに見えたが、先行勢の後ろまで進出していた1番人気のヒシアマゾンが次元の違う末脚を炸裂させてチョウカイキャロルを捉えると、最後はハナ差だけ先んじて勝利を収めた。2着のチョウカイキャロルからクビ差の3着には、4番手の位置から稲妻の如き末脚を披露したアグネスパレードが入った。そこから2馬身遅れた4着には、中団後方で直線を迎えたメモリージャスパーが入線、さらに3馬身半差の5着には、同じく中団後方にいたゴールデンジャックが食い込み、さらにそこからハナ差の6着にはフサイチカツラが入った。