ヤマノカミ（2013年生、母エムワイスカレット）

ヤマノカミ（2013年2月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアッミラーレ（当時16歳）と交配したエムワイスカレットが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）新生ファーム。戦績は、地方13戦3勝2着5回。2015年の金沢ヤングチャンピオン(地方重賞)に勝利した他、2015年の兼六園ジュニアカップ(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤隆志厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2015年）

4月22日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスーパーフレッシュチャレンジ競走（門別ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は476kg。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月14日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったリンダリンダに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

6月11日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったハタノリヴィールに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月24日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたキーパンチャー決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

7月23日、中3週で迎えた5戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のモリデンルンバに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月15日、中7週で迎えた6戦目は、2歳戦のホクレン「う米豚」賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したダイアモンドノームを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

9月29日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のペガスス座特別（門別ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず3着に敗れた。

11月1日、中4週で迎えた8戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の兼六園ジュニアカップ（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したブライトエンプレスにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月29日、中3週で迎えた9戦目は、2歳地方重賞の金沢ヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るビューティを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

3歳（2016年）

1月20日、中6週で迎えた10戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のふなばし海苔ノリ杯（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るスマイルゴーイングを上がり2位の末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

2月9日、中2週で迎えた11戦目は、3歳オープンの’16雲取賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月16日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

3月30日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた13戦目は、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。