ブライトエンプレス（2013年生、母ポポチャン）

ブライトエンプレス（2013年3月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時12歳）と交配したポポチャンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ハクツ牧場。戦績は、地方26戦11勝2着1回。2015年の兼六園ジュニアカップ(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

金田一昌厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2015年）

8月11日、デビュー戦は平瀬城久騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキュティリーに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のサードニクス賞（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のショウケンガールに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月4日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳地方重賞の金沢プリンセスカップ（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で平瀬城久騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の石川門ジュニアカップ（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で平瀬城久騎手（3戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のウインドワルツに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月1日、中1週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞の兼六園ジュニアカップ（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で平瀬城久騎手（4戦3勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、で一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のヤマノカミをクビ差振り切って優勝

11月29日、中3週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の金沢ヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で平瀬城久騎手（5戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のむかしのくらし特別2-1（金沢ダート1500m 曇/重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で平瀬城久騎手（6戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のゴールドフィルドに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3歳（2016年）

1月28日、中6週で迎えた8戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

2月23日、中3週で迎えた9戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、うぐいす特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

3月20日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦の木場潟公園桜まつり特別3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（7戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のグランスーリールをクビ差振り切ってファンの期待に応えた。

4月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の見附桜まつり特別3（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

4月26日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の石川門カップ（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクラルテアンジュに8馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

5月31日、中4週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた13戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るクラセイジョを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

6月19日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦の河北門カップ（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、ジュエリーハンターにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

6月28日、連闘で迎えた15戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（3戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のキンノオウカンに1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月14日、中6週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた16戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の加賀友禅賞（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

8月23日、連闘で迎えた17戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（4戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のキングジャスパーをアタマ差振り切って圧倒的支持に応えた。

9月11日、中2週で迎えた18戦目は、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は田知弘久騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

9月20日、連闘で迎えた19戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（5戦4勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るヴィランドリーをクビ差だけ差し切って雨中の戦いを制した。

10月18日、中3週で迎えた20戦目は、”ガンバレ金沢競馬”杯（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（6戦5勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた21戦目は、3歳地方重賞の西日本ダービー（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（7戦5勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

12月11日、中5週で迎えた22戦目は、モダン金沢特別（金沢ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（8戦5勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた23戦目は、オッズパークGET@LOT賞（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で畑中信司騎手（9戦5勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

4歳（2017年）

3月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、オッズパーク杯（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（8戦6勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた25戦目は、曳山祭特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（9戦6勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた26戦目は、住吉大祭特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田知弘久騎手（2戦0勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。