ジャリスコ（2011年生、母グワダラハラ）

ジャリスコ（2011年4月22日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「メキシコのハリスコ州より」。毛色は鹿毛。種牡馬のCape Cross（当時17歳）と交配したグワダラハラが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地4戦0勝、地方19戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2015年のイカす会特別(一般C1-1)。

経歴

デビュー前

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

2月2日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は510kg。15頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では見せ場なく14着に敗れた。

4月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

7月26日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

8月30日、中4週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

9月28日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、一般C2-9（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したナムラアースを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

10月12日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2-9（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敦騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。2着となった。

10月26日、中1週で迎えた7戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、一般C2-7（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカワキタスキップに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月11日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2-5（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は池田敦騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のパープルセブンを3/4馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

11月30日、中2週で迎えた9戦目は、一般C1-5（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敦騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

12月9日、連闘で迎えた10戦目は、金沢芸術創造財団特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で池田敦騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2二（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で池田敦騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したマイネルレパードを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

4歳（2015年）

3月27日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、かほく四季まつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で池田敦騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスズノユーミンを猛烈な末脚で半馬身差し切って単勝一倍台の期待に応えた。

4月7日、中1週で迎えた13戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったジョウテンオリーヴに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

4月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、娯楽のグランゼーラ杯（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は池田敦騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったラブオールウェイに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

5月5日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1-2（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池田敦騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた16戦目は、イカす会特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は柴田勇真騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマックスシャルビーに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月2日、中1週で迎えた17戦目は、百万石ツーデーウオーク杯（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田勇真騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた18戦目は、吉原騎手応援記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田勇真騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた19戦目は、一般B2-4（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は池田敦騎手（9戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

7月14日、中1週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、白山国際太鼓特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田勇真騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1-3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田勇真騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた22戦目は、まほたん1歳おめでとう記念（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は池田敦騎手（10戦2勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた23戦目は、冨来八朔祭礼特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敦騎手（11戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。