アサクサボーカル（1992年生、母オートエクセル）

アサクサボーカル（1992年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のクリエイター（当時6歳）と交配したオートエクセルが9歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地10戦0勝、中央障害23戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1995年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

坪憲章厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

12月10日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は436kg。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

3歳（1995年）

7月15日、約7か月の休養明けで迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岸滋彦騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岸滋彦騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

10月1日、中3週で迎えた6戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月15日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で村山明騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

11月18日、中1週で迎えた9戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた10戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた11戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のトーアアルテミスをハナ差制して待望の初白星を挙げた。

4歳（1996年）

1月28日、中4週で迎えた12戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月24日、中3週で迎えた13戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月13日、中6週で迎えた14戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は村山明騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月12日、中3週で迎えた15戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は林満明騎手（3戦1勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月8日、中3週で迎えた16戦目は、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた17戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（5戦1勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた18戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（6戦1勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月3日、中3週で迎えた19戦目は、障害4歳以上400万下（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手（7戦1勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた20戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（小倉障害芝2950m 小雨/稍重）に56kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた21戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（秋）（阪神障害芝3150m 晴/良）に55kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた22戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は林満明騎手（8戦1勝）。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月27日、中3週で迎えた23戦目は、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（9戦1勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

5歳（1997年）

4月26日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた24戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月18日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた25戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月8日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた26戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジヤマダイセンから7馬身差の2着となった。

7月5日、中3週で迎えた27戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月2日、中3週で迎えた28戦目は、障害4歳以上400万下（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は林満明騎手（10戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた29戦目は、酒井浩騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

8月31日、中1週で迎えた30戦目は、障害4歳以上400万下（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は林満明騎手（11戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6歳（1998年）

3月21日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた31戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は出津孝一騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

4月19日、中3週で迎えた32戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は林満明騎手（12戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた33戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は出津孝一騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。