フジヤマダイセン（1990年生、母アワード）

フジヤマダイセン（1990年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のギャロップダイナ（当時10歳）と交配したアワードが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）稲原牧場。戦績は、中央平地11戦1勝、中央障害35戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1997年の障害4歳以上オープン。

経歴

デビュー前

坪憲章厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

7月31日、デビュー戦は村山明騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。馬体重は532kg。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村山明騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のシリウスタイガーを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

9月4日、連闘で迎えた4戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の高千穂特別（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

10月2日、中3週で迎えた5戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた8戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

4歳（1994年）

1月8日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた11戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた12戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた13戦目は、障害5歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったニホンピロラックから半馬身差の2着となった。

4月9日、中2週で迎えた14戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月23日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた15戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月28日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月18日、中2週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で林満明騎手（5戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。11着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で林満明騎手（6戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で林満明騎手（7戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月7日、中1週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で林満明騎手（8戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で林満明騎手（9戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（1995年）

3月12日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた22戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は11戦連続で林満明騎手（10戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた23戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 小雨）に出走。鞍上は12戦連続で林満明騎手（11戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

4月8日、中1週で迎えた24戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は13戦連続で林満明騎手（12戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったロングシリウスから1馬身差の2着に敗北した。

4月30日、中2週で迎えた25戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は14戦連続で林満明騎手（13戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のサミットアローに9馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

5月14日、中1週で迎えた26戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート2910m 雨）に出走。鞍上は15戦連続で林満明騎手（14戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた27戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月9日、中3週で迎えた28戦目は、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は林満明騎手（15戦1勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

8月5日、中3週で迎えた29戦目は、障害4歳以上400万下（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（16戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた30戦目は、障害4歳以上400万下（小倉障害芝2950m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（17戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月1日、中3週で迎えた31戦目は、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3170m 小雨）に出走。鞍上は中竹和也騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた32戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月25日、中5週で迎えた33戦目は、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は林満明騎手（18戦1勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた34戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（19戦1勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったナリタライジンから約13馬身差の2着となった。

6歳（1996年）

1月5日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた35戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（20戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。3着に入った。

1月21日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた36戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（21戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月24日、中4週で迎えた37戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手（22戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた38戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。鞍上は6戦連続で林満明騎手（23戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月13日、中3週で迎えた39戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で林満明騎手（24戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

7歳（1997年）

3月30日、約11か月半の休み明けで迎えた40戦目は、障害5歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 曇）に出走。鞍上は8戦連続で林満明騎手（25戦1勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた41戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月10日、中3週で迎えた42戦目は、重賞の京都大障害（春）（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は林満明騎手（26戦1勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた43戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 雨）に出走。鞍上は出津孝一騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた44戦目は、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は林満明騎手（27戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のアサクサボーカルに7馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

6月29日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた45戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（28戦2勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のシャンパンファイトに約20馬身の大差をつけて4勝目を手に入れた。

7月19日、中2週で迎えた46戦目は、小倉障害ステークス（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（29戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。