チョコ（2010年生、母サンエムアヤカ）

チョコ（2010年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「チョコレートより」。毛色は栗毛。種牡馬のタイムパラドックス（当時12歳）と交配したサンエムアヤカが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は林博道。戦績は、地方37戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の春駒賞(一般B3三)。

経歴

デビュー前

寺田新太郎厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2012年）

8月17日、デビュー戦は中村尚平騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は475kg。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

11月22日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、2歳（浦和ダート1300m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のソウブジャンヌに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月11日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて、最後は2着のトモノタイガに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

12月26日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の新芽特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエスティマリリンに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

3歳（2013年）

1月16日、中2週で迎えた5戦目は、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本直哉騎手（3戦3勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

2月12日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦の若盛特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本直哉騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の菜の花特別（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で橋本直哉騎手（5戦3勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の若草特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で橋本直哉騎手（6戦3勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

7月19日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、ハンデ戦の武甲山特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で橋本直哉騎手（7戦3勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦の向日葵特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で橋本直哉騎手（8戦3勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったカヤドーモトヒメに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

9月13日、中4週で迎えた11戦目は、ハンデ戦の秋遅草特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で橋本直哉騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーセンカルツェを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って4勝目を挙げた。

12月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、師走特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で橋本直哉騎手（10戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた13戦目は、ホーリーナイト特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で橋本直哉騎手（11戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

4歳（2014年）

1月14日、中2週で迎えた14戦目は、春告鳥特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で橋本直哉騎手（12戦4勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、プレジデントハートに交わされて1馬身半差の2着となった。

1月31日、中1週で迎えた15戦目は、寒牡丹特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で橋本直哉騎手（13戦4勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の梅見月特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で橋本直哉騎手（14戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて先頭に立ち、最後は2着のイチゲンパワーに1馬身半の差をつけて5勝目を収める

3月27日、中4週で迎えた17戦目は、ブラッドストーン特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は16戦連続で橋本直哉騎手（15戦5勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた18戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、スピカ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた19戦目は、オープス中郷賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、3着に入った。

6月6日、中3週で迎えた20戦目は、JAいちかわ賞（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

11月7日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、紅葉特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

11月14日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた22戦目は、ノベンバー賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（16戦5勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた23戦目は、中央区特別（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（17戦5勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着に入った。

12月9日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦のひいらぎ特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（18戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

12月31日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、カウントダウン2015賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

5歳（2015年）

1月21日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた26戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、春駒賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアルコバレエノに3馬身半の差をつけて6勝目をつかんだ。

2月4日、中1週で迎えた27戦目は、アーバンステージ如月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた28戦目は、スプリングタイム賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず14着に敗れた。

3月18日、中2週で迎えた29戦目は、ブラッドストーン賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

6月18日、約3か月の休み明けで迎えた30戦目は、青柳特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（19戦5勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた31戦目は、見越彬央騎手を鞍上に迎えて、ア・フラッド・オブ・サークル賞（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた32戦目は、マルチヒーロー特別（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で見越彬央騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた33戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、マルチサンド特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた34戦目は、ハンデ戦のトワイライト特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた35戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、荒川区特別（大井ダート1200m 雨/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

9月25日、連闘で迎えた36戦目は、ハンデ戦の菊月特別（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

10月27日、中4週で迎えた37戦目は、ハンデ戦の陽月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は見越彬央騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。