ネイチャーレット（2013年生、母ネヴァカグラ）

ネイチャーレット（2013年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時14歳）と交配したネヴァカグラが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤原牧場。主な勝ち鞍は2017年の本栖湖特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤原牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、藤原牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、井上修一によって216万円で落札された。

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

10月4日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

3歳（2016年）

1月31日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では圧巻の末脚を披露し、3着に入った。

2月21日、中2週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/重）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、最後はニシノケイトと並んで3着同着となった。

3月20日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸山元気騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

7月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のエターナルブーケを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

7月31日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のダークネブラスを半馬身振り切って2勝目をマークした。

9月18日、中6週で迎えた8戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で野中悠太郎騎手（2戦2勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

10月22日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマイネルカレッツァに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2017年）

2月25日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上1600万下の尼崎ステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（3戦2勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず最後はレッドライジェルと並んで6着同着となった。

3月26日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の常総ステークス（中山芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（4戦2勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

4月22日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上1600万下の府中ステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野中悠太郎騎手（5戦2勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の緑風ステークス（東京芝2400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で野中悠太郎騎手（6戦2勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月15日、中8週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信夫山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で野中悠太郎騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

8月20日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の阿賀野川特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で野中悠太郎騎手（8戦2勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。

10月7日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の本栖湖特別（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で野中悠太郎騎手（9戦2勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のウインヴォラーレをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

5歳（2018年）

1月28日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の早春ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で野中悠太郎騎手（10戦3勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

2月18日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアメジストステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で野中悠太郎騎手（11戦3勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

4月21日、中8週で迎えた19戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の府中ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の緑風ステークス（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。

10月8日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の六社ステークス（東京芝2400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

11月4日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、3歳以上1600万下の晩秋ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（12戦3勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた23戦目は、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（13戦3勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

6歳（2019年）

8月17日、約8か月半の休養明けで迎えた24戦目は、3歳以上3勝クラスの日本海ステークス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野中悠太郎騎手（14戦3勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

11月30日、約3か月半の休み明けで迎えた25戦目は、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野中悠太郎騎手（15戦3勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

2020年2月19日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

7歳（2020年）

4月23日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた26戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のコスモバルク記念（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

6月4日、中5週で迎えた27戦目は、キタサンブラック・プレミアム（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。4頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に終わった。

7月1日、中3週で迎えた28戦目は、ハービンジャー・プレミアム（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた29戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、日高銀聖特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた30戦目は、優駿の里安平町道の駅あびら特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（3戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた31戦目は、モーリス・プレミアム（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた32戦目は、一般社団法人東京馬主協会特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（5戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた33戦目は、地方重賞の旭岳賞（クリエイター2賞）（門別ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で黒沢愛斗騎手（6戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた34戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のウポポイオータムスプリント（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

2020年10月29日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。