グリッターフラッグ（1999年生、母マルヒロダンサー）

グリッターフラッグ（1999年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時10歳）と交配したマルヒロダンサーが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は若山淳一。戦績は、地方8戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の天王星特別(一般C1一)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、廣松金次から「大崎市場サラブレッド2歳」に上場され、椛島定武によって682.5万円で落札された。

津野正浬厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2001年）

8月16日、デビュー戦は真島正徳騎手を鞍上に据えて、2歳（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のナイキペガサスに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月17日、中8週で迎えた2戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月25日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、2歳戦の日峰特設（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安東章騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

3歳（2002年）

6月16日、約7か月の休養明けで迎えた4戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1390m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシンワミュージックに7馬身の差をつけて休養明けの一戦を物にした。

7月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のミノリカーリーをアタマ差振り切って3勝目を手中に収めた。

8月5日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦のハイビスカス特別（大井ダート1690m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（2戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓抜な伸びを見せたが、伸びてきたスリーアロー決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

8月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のマリーゴールド特別（大井ダート1590m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森下博騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のミョウコウをアタマ差振り切って制した。

9月15日、中3週で迎えた8戦目は、天王星特別（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で森下博騎手（4戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のレイジングブルに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。