ナイキペガサス（1999年生、母ヒダプリンセス）

ナイキペガサス（1999年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホリスキー（当時20歳）と交配したヒダプリンセスが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は黒川賢司。戦績は、地方25戦7勝2着2回。2002年のニューイヤーカップ(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、黒川賢司から「北海道11月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

真島元徳厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2001年）

8月16日、デビュー戦は下條知之騎手を鞍上に据えて、2歳（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は507kg。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したグリッターフラッグを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

8月26日、中0週で迎えた2戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエスワンスペシャルを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月23日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた4戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下條知之騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた5戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月1日、中3週で迎えた6戦目は、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で牧野孝光騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスーパーリターンに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月16日、中1週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の九州ジュニアチャンピオン（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で牧野孝光騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

3歳（2002年）

1月3日、中2週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞のニューイヤーカップ（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は真島正徳騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカシノオウサマに1馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

9月21日、約8か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦のりんどう特設（佐賀ダート1750m 小雨/稍重）に出走。鞍上は下條知之騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシャインアイカワを上がり0位の末脚で半馬身差し切って4勝目をマークした。

11月3日、中1週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の九州菊花賞（佐賀ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

4歳（2003年）

7月26日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下條知之騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゲートウエーランドに2馬身の差をつけて休養明け初戦を制した。

9月6日、中5週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた13戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で下條知之騎手（5戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カシノマイロードに交わされて1馬身半差の2着に敗れた。

5歳（2004年）

4月10日、約7か月の休み明けで迎えた14戦目は、3歳以上B1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で下條知之騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上B1（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で下條知之騎手（7戦2勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた16戦目は、菖蒲特別（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグレートアサテースに4馬身の差をつけて6勝目を獲得した。

6月6日、中2週で迎えた17戦目は、アマリリス特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた18戦目は、あじさい特別（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（6戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた19戦目は、なでしこ特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は下條知之騎手（8戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のザオンリーガールに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月16日、中3週で迎えた20戦目は、多良岳特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

9月20日、中4週で迎えた21戦目は、筑後川特別（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で下條知之騎手（10戦3勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

11月28日、中9週で迎えた22戦目は、松浦川特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で下條知之騎手（11戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上A3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で下條知之騎手（12戦3勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に敗れた。

6歳（2005年）

7月2日、約6か月半の休み明けで迎えた24戦目は、七夕特別（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で下條知之騎手（13戦3勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた25戦目は、盛夏特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で下條知之騎手（14戦3勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。