カシノマイロード（1999年生、母レッドパディー）

カシノマイロード（1999年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のオペラハウス（当時11歳）と交配したレッドパディーが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道中川郡池田町、生産者は高橋正三。戦績は、中央平地14戦0勝2着1回、地方23戦7勝2着5回。2004年のみなづき特別(一般)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高橋正三から「北海道6月セレクト市場サラブレッド2歳」と「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

7月14日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

8月19日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

3歳（2002年）

1月19日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したメジロジョーンズにハナ差届かず2着となった。

2月10日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

3月23日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

8月4日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

8月17日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

9月29日、中5週で馬体重を前走から30kg戻して迎えた11戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

12月8日、中7週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた13戦目は、永尾正則騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のカンタベリーボーイを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

12月30日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で永尾正則騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサンデーボーイを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

4歳（2003年）

1月12日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C1 C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永尾正則騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジーティービジョンに3馬身の差をつけて制した。

2月8日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で永尾正則騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キングパサーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

2月16日、連闘で迎えた17戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスイートニコラシカを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を収める

3月9日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は永尾正則騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したチクシダンディを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月23日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は北村欣也騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るニシノカイオウを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

4月19日、中3週で迎えた20戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のチクシダンディに3馬身の差をつけて5勝目をマークした。

5月3日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村欣也騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村欣也騎手（4戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず3着に敗れた。

6月15日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で北村欣也騎手（5戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で北村欣也騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で北村欣也騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエスワンスペシャルを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月17日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で北村欣也騎手（8戦3勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で北村欣也騎手（9戦3勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るナイキペガサスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて6勝目をマークした。

9月28日、中2週で迎えた28戦目は、サファイヤ特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で北村欣也騎手（10戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したニシノボルドーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月26日、中3週で迎えた29戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で北村欣也騎手（11戦4勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエスワンスペシャルを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（2004年）

4月4日、約5か月半の休養明けで迎えた30戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2000m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた31戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

6月9日、中6週で迎えた32戦目は、矢野猛騎手を鞍上に迎えて、火の国賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた33戦目は、みなづき特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野猛騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月20日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた34戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野猛騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月15日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた35戦目は、荒尾青年会議所カップ（荒尾ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野猛騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月21日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた36戦目は、普賢岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で矢野猛騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月19日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた37戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野猛騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。