タレントダンサー（1989年生、母ロイヤルオーベルジーン）

タレントダンサー（1989年6月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンテースト（当時18歳）と交配したロイヤルオーベルジーンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地24戦4勝2着1回。1992年のカーネーションカップ(オープン牝)に勝利した他、1992年のポートアイランドステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

3月8日、デビュー戦は加用正騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジングウタカオーに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月21日、中1週で迎えた2戦目は、4歳500万下のさわらび賞（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で加用正騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のタニノマイヒメをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

5月3日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で加用正騎手（3戦2勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

5月23日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンのカーネーションカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加用正騎手（4戦2勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアトランタホースを3/4馬身振り切って3勝目を獲得した。

6月7日、中1週で迎えた6戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー4歳ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で加用正騎手（5戦3勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

10月4日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G3のサファイヤステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で加用正騎手（6戦3勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

10月25日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（京都芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で加用正騎手（7戦3勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳G1のエリザベス女王杯（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は9戦連続で加用正騎手（8戦3勝）。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

12月12日、中3週で迎えた10戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月20日、連闘で迎えた11戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3のサンケイスポーツ杯阪神牝馬特別（阪神芝2000m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

4歳（1993年）

1月31日、中5週で迎えた12戦目は、牝馬限定G3の京都牝馬特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

8月21日、約6か月半の休養明けで迎えた13戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の飯豊特別（新潟芝1400m 曇/重）に出走。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、伸びてきたスノートリリオ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

9月6日、中1週で迎えた14戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の苗場特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた15戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の競馬法制定70周年記念芦屋川特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の甲東特別（阪神芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた17戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の鞍馬特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月31日、連闘で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の壬生特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた19戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

5歳（1994年）

6月19日、約7か月の休み明けで迎えた20戦目は、5歳以上900万下のフィリピン・トロフィー（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた21戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のチアズホープをクビ差振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

7月31日、中2週で迎えた22戦目は、松永昌博騎手を鞍上に迎えて、やまなみステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

9月17日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、飛騨ステークス（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた24戦目は、オークランドレーシングクラブトロフィー（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、6着に終わった。