ケンメイオウ（2004年生、母シンコウエンジェル）

ケンメイオウ（2004年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋冥王星より」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時11歳）と交配したシンコウエンジェルが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地15戦1勝2着1回、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は2006年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、アイ・ジェイ・エスによって2,572.5万円で落札された。

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

12月10日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。馬体重は480kg。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアドマイヤミリオンを半馬身振り切って初白星を挙げた。

12月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳G3のラジオNIKKEI杯2歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

3歳（2007年）

1月28日、中4週で迎えた3戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

4月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

11月10日、約7か月の休養明けで迎えた5戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

4歳（2008年）

2月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、サンライズカップ（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は小牧太騎手（3戦1勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るギオンパワーを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って2勝目をゲットした。

2月24日、中2週で迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、苛烈なペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

6月21日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

7月27日、中4週で迎えた9戦目は、D.ホワイト騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月9日、中1週で迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

8月30日、中2週で迎えた11戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったスズノネイビーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

9月15日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5歳（2009年）

3月28日、約6か月半の休み明けで迎えた13戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた14戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

9月13日、約4か月半の休み明けで迎えた16戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

11月4日、中6週で迎えた17戦目は、アーバンステージ霜月賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。