アドマイヤミリオン（2004年生、母プリマ）

アドマイヤミリオン（2004年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋百万」。毛色は鹿毛。種牡馬のウォーエンブレム（当時5歳）と交配したプリマが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地24戦4勝2着3回。2008年の仁川ステークス(オープンハンデ)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松田博資厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

12月10日、デビュー戦は高田潤騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。馬体重は510kg。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したケンメイオウを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

12月24日、中1週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したニシオハンセルを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（2007年）

1月21日、中3週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、アグネストップに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月11日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

7月7日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のパープルアカデミーをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

8月4日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のブライアンズエッセに1馬身3/4の差をつけて2勝目を手に入れた。

9月1日、中3週で迎えた7戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の不知火特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマルイチハミングをアタマ差振り切って3勝目を掴み取った。

9月23日、中2週で迎えた8戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦1勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた10戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のテレビ静岡賞（東京ダート2100m 曇/重）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のデイフラッシュをクビ差振り切って4勝目を奪取した。

4歳（2008年）

1月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、G3の平安ステークス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦2勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

3月9日、中5週で迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンの仁川ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、4着に入った。

3月30日、中2週で迎えた13戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

4月27日、中3週で迎えた14戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、G3のアンタレスステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた15戦目は、G2の東海ステークス（中京ダート2300m 曇/重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦2勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

11月16日、約6か月の休養明けで迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のドンカスターステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（4戦2勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1600万下の2008ゴールデンスパートロフィー（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の大阪スポーツ杯（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

5歳（2009年）

1月5日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の初夢ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（5戦2勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

11月8日、約10か月の休み明けで迎えた20戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の赤富士ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

12月5日、中3週で迎えた21戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2009ゴールデンスパートロフィー（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

12月20日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のサンタクロースステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

6歳（2010年）

1月5日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上1600万下の初夢ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた24戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。