エクスペクト（2008年生、母キョウエイアン）

エクスペクト（2008年1月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「予期する、予感する」。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時18歳）と交配したキョウエイアンが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地8戦0勝、地方34戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の一般C14。

経歴

デビュー前

武市康男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

7月31日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は404kg。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

9月12日、中5週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

3歳（2011年）

1月16日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

4月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

7月9日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。

7月24日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

11月21日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた10戦目は、3歳（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

4歳（2012年）

1月30日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、4歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

2月22日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた12戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、雄二&由美入籍記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

3月1日、連闘で迎えた13戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C12 15（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

3月8日、連闘で迎えた14戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた15戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた16戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

4月12日、連闘で迎えた17戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に終わった。

4月18日、連闘で迎えた18戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、河合鋭治誕生73周年記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

5月2日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた19戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のハルマサキングに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月11日、連闘で迎えた20戦目は、一般C11（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は横井将人騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月18日、連闘で迎えた21戦目は、れんげ特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた22戦目は、AKB48あつみなの絆は永遠（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月7日、連闘で迎えた23戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

6月13日、連闘で迎えた24戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月21日、連闘で迎えた25戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C8（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた26戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（8戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったニュージョブに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

7月11日、連闘で迎えた27戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（9戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

7月19日、連闘で迎えた28戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（10戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったウルビーノに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月10日、中2週で迎えた29戦目は、成瀬心美さん誕生日おめでとう（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（11戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた30戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（12戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた31戦目は、一般C7（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（13戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

5歳（2013年）

4月15日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた32戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、亮太&舞2/5ウエディング記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた33戦目は、武者人形賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は横井将人騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

5月8日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、祝愛知県馬主協会50周年記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横井将人騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた35戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横井将人騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

6月7日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた36戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木之前葵騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた37戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木之前葵騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた38戦目は、一般C14（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（14戦1勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

7月15日、中1週で馬体重を前走から21kg減らして迎えた39戦目は、がんばれ田渕さん杯（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は横井将人騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた40戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、一般C12（名古屋ダート800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた41戦目は、「僕にとってあなたは特別」（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は横井将人騎手（6戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

9月4日、中1週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた42戦目は、一般C10（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は丸山真一騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。