ビコーサターン（1999年生、母ビコーミラグロ）

ビコーサターン（1999年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のビワハヤヒデ（当時9歳）と交配したビコーミラグロが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は山口修二。戦績は、中央平地13戦0勝、地方6戦5勝。主な勝ち鞍は2003年のアルファ特別(一般D1-1)。

経歴

デビュー前

島崎宏厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

2月3日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた2戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた3戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

5月3日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

9月29日、約5か月の休養明けで迎えた5戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

10月19日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

12月1日、中5週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

4歳（2003年）

7月15日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた8戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、一般D4-4（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のアストゥーリアスに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月7日、中2週で迎えた9戦目は、一般D4-2（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のジェムワンに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月12日、連闘で迎えた10戦目は、一般D3-4（旭川ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のメロディーラインに1馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

9月2日、中2週で迎えた11戦目は、一般D1-2（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のトランスマジックをハナ差制して破竹の4連勝を決めた。

9月16日、中1週で迎えた12戦目は、アルファ特別（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木国明騎手（4戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のサマニカーラに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

10月12日、中3週で迎えた13戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた14戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた15戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

5歳（2004年）

2月14日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく13着に終わった。

3月13日、中3週で迎えた17戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は坂井千明騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

5月13日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3-1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。競走中止となった。