クリムソンローズ（2007年生、母トロピカルレディー）

クリムソンローズ（2007年3月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「深紅のバラ。情熱的に美しく宙を舞う牝馬であるように」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時9歳）と交配したトロピカルレディーが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）いとう牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方14戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の一般C23。

経歴

デビュー前

1歳のとき、いとう牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ディアレストクラブによって472.5万円で落札された。

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

10月18日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

3歳（2010年）

1月9日、中9週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

3月13日、中8週で迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

5月5日、中7週で迎えた5戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナイスビット特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

7月13日、中9週で迎えた6戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトラベンダー特別（大井ダート1800m 曇/重）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

8月27日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったキングローズに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

9月17日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた11戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るフラッパーミクを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月9日、連闘で迎えた12戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

12月7日、中3週で迎えた13戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた14戦目は、一般C17（名古屋ダート800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2011年）

1月1日、中0週で迎えた15戦目は、一般C17（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（4戦1勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ショウブハコレカラに交わされて2馬身差の2着となった。

1月13日、中1週で迎えた16戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C17（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

2月9日、中3週で迎えた17戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は柿原翔騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったインテレスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月22日、中1週で迎えた18戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。