ヒャクダン（2016年生、母ワイドロスメルタ）

ヒャクダン（2016年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「織田信長の家臣、森長可の愛馬の名前」。毛色は鹿毛。種牡馬のベルシャザール（当時8歳）と交配したワイドロスメルタが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は坪田信作。主な勝ち鞍は2019年のだいち君に感謝!特別(一般C3-20)。

経歴

デビュー前

奥村豊厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

3月16日、デビュー戦は中井裕二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた2戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

7月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた3戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート800m 曇/不良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

8月25日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた5戦目は、木村直輝騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

9月7日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の佐久間まゆ誕生祭特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、デルマトリアノンに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

9月22日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

10月13日、中2週で迎えた8戦目は、だいち君に感謝!特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のアシタノカゼに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月26日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた9戦目は、一般C3 16（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐原秀泰騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2020年）

3月25日、約5か月の休み明けで馬体重を前走からさらに18kg減らして迎えた10戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐原秀泰騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

3月31日、連闘で迎えた11戦目は、テル社長4着勘弁特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で佐原秀泰騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた12戦目は、一般C3 19（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で佐原秀泰騎手（8戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。