デルマトリアノン（2016年生、母ワイメア）

デルマトリアノン（2016年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋フランスのトリアノン宮殿より」。毛色は鹿毛。種牡馬のオンファイア（当時13歳）と交配したワイメアが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はファニーヒルファーム。主な勝ち鞍は2020年の一般C2-8。

経歴

デビュー前

小野次郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

7月14日、デビュー戦は菅原隆一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝1200m 小雨/重）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

7月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

8月4日、連闘で迎えた3戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

9月7日、中4週で迎えた4戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の佐久間まゆ誕生祭特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヒャクダンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月22日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のトライアンフに3馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

10月12日、中2週で迎えた6戦目は、一般C3 18（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったレンレンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月26日、中1週で迎えた7戦目は、一般C3 16（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニチドウリュンヌに4馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

11月9日、中1週で迎えた8戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3 12（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のマアトコウボウに3馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

12月1日、中2週で迎えた9戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、ハマギク特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（4戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクラウンノキミに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月29日、中1週で迎えた11戦目は、スイセン特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（5戦4勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

4歳（2020年）

1月13日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3-5（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

1月19日、連闘で迎えた13戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

5月16日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（6戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のハートフルタイムをハナ差振り切って優勝

6月14日、中3週で迎えた15戦目は、アジサイ特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は妹尾浩一朗騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったニシノアマタに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月11日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3-3（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（7戦5勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったマイネルエイブに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

7月25日、中1週で迎えた18戦目は、根本一代限り特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（8戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた19戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（9戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったワークアンドリッチに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月29日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2-8（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（10戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスーパーセヴンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月12日、中1週で迎えた21戦目は、仲秋特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で宮川実騎手（11戦6勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた22戦目は、香川県オリーブ特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は妹尾浩一朗騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾浩一朗騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で妹尾浩一朗騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

12月13日、中5週で迎えた25戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、今日は馬型イルミネーションに乗れる日!（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた26戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、ほとめきナイター最終レースは20時40分（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5歳（2021年）

1月17日、中2週で迎えた27戦目は、寒梅賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は出水拓人騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたバレンティーノ決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

1月30日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、エリカ賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のビディーを半馬身振り切って優勝

2月6日、連闘で迎えた29戦目は、ねこやなぎ賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は出水拓人騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた30戦目は、春時雨賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で出水拓人騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた31戦目は、春雷賞（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で出水拓人騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた32戦目は、夢見月賞（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で出水拓人騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C1-4（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は出水拓人騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月14日、中3週で迎えた35戦目は、狭雲月賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で出水拓人騎手（7戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。