ハートフルタイム（2014年生、母オールタイムベスト）

ハートフルタイム（2014年2月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「心温まる時間」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時14歳）と交配したオールタイムベストが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。主な勝ち鞍は2017年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

12月17日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は504kg。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、勝ったファッショニスタにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2017年）

4月15日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、勝ったオーサムバローズにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月29日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったヨドノビクトリーに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

6月18日、中6週で迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、勝ったブルベアレオパードにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

7月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7月16日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたクリノキング決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

8月6日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続でM.デムーロ騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に敗れた。

9月3日、中3週で迎えた8戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアイスグレーに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2018年）

1月8日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

2月4日、連闘で迎えた13戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入った。

2月25日、中2週で迎えた14戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に敗れた。

4月28日、中8週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

8月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武豊騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に敗れた。

9月16日、中5週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では見所を作れず16着に敗れた。

5歳（2019年）

4月28日、約7か月半の休み明けで迎えた19戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず11着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた20戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

7月3日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、夏霧賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた22戦目は、朝焼賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

11月9日、約4か月の休養明けで迎えた23戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、一般C3 13（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るニチドウリュンヌを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

11月23日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3-10（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったリーガルオフィスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月7日、中1週で迎えた25戦目は、安藤夫妻結婚式特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で多田羅誠也騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

12月14日、連闘で迎えた26戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C3イ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた27戦目は、一般C3-10（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったオーラロードに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

6歳（2020年）

1月21日、中2週で迎えた28戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C3-6（高知ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のオキテスグメシをクビ差振り切って3勝目を収める

2月4日、中1週で迎えた29戦目は、ナンテン特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3-4（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスターウェスティアを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

3月2日、中1週で迎えた31戦目は、チューリップ特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2-5（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

5月3日、中6週で迎えた33戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1300m 雨/重）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月16日、中1週で迎えた34戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3-10（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したデルマトリアノンを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

7月12日、中7週で迎えた35戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。