ジュゲムーン（2022年生、母バーバリアン）

ジュゲムーン（2022年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコパノリッキー（当時12歳）と交配したバーバリアンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はオリエント牧場。2025年のJRA 級認定ネクストスター西日本に勝利した他、2024年のウィナーズチャレンジ9を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2024年）

5月2日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、エイシンキャプテンに交わされて6馬身差の2着に敗北した。

5月15日、中1週で迎えた2戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したクアッズにアタマ差届かず2着に甘んじた。

6月18日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウォーアンセムに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月3日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのルビー特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（2戦1勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るレディーティアラを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

7月24日、中2週で迎えた5戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ2（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（3戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンマジョリカを豪脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

8月8日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンのサッポロクラシックカップ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（4戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

10月3日、中7週で迎えた7戦目は、2歳オープンのネクストスター門別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた8戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ9（門別ダート1200m 雨/不良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を爆発させて、最後は2着のカセノタイガーに1馬身の差をつけて4勝目を収める

11月7日、中1週で迎えた9戦目は、2歳オープンの最後までおトクなSPAT4（門別ダート1200m 曇/稍重）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

12月11日、中4週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた10戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（4戦1勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

3歳（2025年）

1月22日、中5週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた11戦目は、3歳Jpn3のブルーバードカップ（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部龍騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

2月23日、中4週で迎えた12戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るピンシャンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて優勝

3月23日、中3週で迎えた13戦目は、3歳オープンのJRA 級認定ネクストスター西日本（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエイシンハリアーに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月4日、中5週で迎えた14戦目は、3歳戦の黒潮皐月賞（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリケアマキアートに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月22日、中6週で迎えた15戦目は、3歳戦の高知優駿（高知ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユラリユラメイテに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月3日、中5週で迎えた16戦目は、3歳戦の黒潮菊花賞（高知ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（4戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったラピドフィオーレに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

9月4日、中4週で迎えた17戦目は、ハンデJpn3のサマーチャンピオン（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（5戦4勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

11月6日、中8週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた18戦目は、3歳戦の楠賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で赤岡修次騎手（6戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。