ズルフィカール（2009年生、母トウホーキセキ）

ズルフィカール（2009年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「伝説の名剣の名前」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時19歳）と交配したトウホーキセキが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）隆栄牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着2回、地方2戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の深緑特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

4月14日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝2000m 雨/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

5月13日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、勝ったローリングストーンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

6月2日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中博康騎手（2戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2600m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

8月5日、中5週で迎えた5戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

9月1日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。17頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったロジテールにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

9月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

4歳（2013年）

5月6日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、木佐貫泰佑騎手を鞍上に迎えて、2013 5ツ星お米マイスター賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったバースフォンテンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月29日、中2週で迎えた9戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、深緑特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のエリモブリーズを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。