グレートファイター（1986年生、母ハイセイユウ）

グレートファイター（1986年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は黒鹿毛。種牡馬のタカラトウザイ（当時9歳）と交配したハイセイユウが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂本政幸。戦績は、中央平地17戦2勝2着2回、地方5戦0勝。主な勝ち鞍は1989年のアラ系4歳以上300万下。

経歴

デビュー前

尾形盛次厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

7月23日、デビュー戦は鈴木寿騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 小雨/重）に出走。馬体重は446kg。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ショウブラッキーに交わされて8馬身差の2着となった。

8月6日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1200m 雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で鈴木寿騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木寿騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

10月2日、中3週で迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木寿騎手（4戦0勝）。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンライトセンプーに6馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月16日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系3歳300万下のアラブ3歳特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木寿騎手（5戦1勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた7戦目は、アラ系3歳300万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木寿騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた8戦目は、アラ系3歳300万下（福島芝1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で鈴木寿騎手（7戦1勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた9戦目は、菊川正達騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳300万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

12月17日、連闘で迎えた10戦目は、アラ系3歳オープン（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木寿騎手（8戦1勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

3歳（1989年）

1月5日、中2週で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上300万下（中山ダート1200m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（9戦1勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた12戦目は、アラ系4歳以上300万下（中山ダート1800m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で鈴木寿騎手（10戦1勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はタレてしまい14着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた13戦目は、アラ系4歳以上300万下（小倉芝1200m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で鈴木寿騎手（11戦1勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミナモトホマレをハナ差だけ差し切って2勝目を手に入れた。

2月11日、中1週で迎えた14戦目は、3歳オープンのシュンエイ記念（小倉芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木寿騎手（12戦2勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

2月18日、連闘で迎えた15戦目は、アラ系4歳以上オープン（小倉芝1200m 曇/不良）に53kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で鈴木寿騎手（13戦2勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、セイユウファイターに3/4馬身交わされて2着となった。

3月4日、中1週で迎えた16戦目は、アラ系4歳以上オープン（中山ダート1200m 曇/稍重）に54kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で鈴木寿騎手（14戦2勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた17戦目は、吉沢宗一騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上700万下（中京ダート1700m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

4歳（1990年）

2月3日、約10か月半の休養明けで迎えた18戦目は、佐川久芳騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般A1 A2（高崎ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた19戦目は、アラ系一般A1 A2（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐川久芳騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた20戦目は、アラ系一般A1 A2（高崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐川久芳騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた21戦目は、アラ系一般A1 A2（高崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐川久芳騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月13日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、アラ系一般A2 B1（高崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐川久芳騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。