ケルベロス（2013年生、母モーニングタイド）

ケルベロス（2013年6月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ギリシャ神話の冥界の番犬」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時11歳）と交配したモーニングタイドが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松浦牧場。主な勝ち鞍は2017年の下北半島特別(500万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、松浦牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

大江原哲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

11月8日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したエンジニアに半馬身届かず2着となった。

12月26日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（2016年）

1月24日、中3週で迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたサンセットトウホク決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

5月21日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、6着に終わった。

7月30日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

8月6日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、6着に終わった。

8月27日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で大外18番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたタカラジャンヌ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

9月11日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で野中悠太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、4着に終わった。

10月15日、中4週で迎えた10戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた11戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

4歳（2017年）

6月18日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

6月25日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月1日、連闘で迎えた14戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したコパノチャンスにハナ差届かず2着に惜敗した。

7月16日、中1週で迎えた15戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 雨/重）に出走。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るペイシャマリヤをハナ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

10月22日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鳥屋野特別（新潟芝1200m 雨/重）に出走。17頭立ての2番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の相馬特別（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたサダムリスペクト決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月9日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の犬山特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（2戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

5歳（2018年）

6月30日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の郡山特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

7月21日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた20戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた21戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマイネルファンロンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月12日、連闘で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

6歳（2019年）

1月26日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた24戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた25戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

7月6日、約4か月半の休養明けで迎えた26戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

7月13日、連闘で迎えた27戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの雄国沼特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は木幡育也騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

7歳（2020年）

3月7日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた29戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの刈谷特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上2勝クラスの鎌ケ谷特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず11着に終わった。

9月27日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた31戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上1勝クラスの松浜特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた34戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

8歳（2021年）

5月16日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた35戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの春日山特別（新潟芝2000m 外回り雨/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた36戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。