ダービージョイ（1989年生、母ダービーアップ）

ダービージョイ（1989年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラガイセン（当時9歳）と交配したダービーアップが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道中川郡幕別町、生産者は（有）ダービースタッド。戦績は、中央平地29戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は1993年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

諏訪富三厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

5月2日、デビュー戦は柏崎正次騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柏崎正次騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

5月31日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柏崎正次騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

6月14日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柏崎正次騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柏崎正次騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、勝ったナスノブライトに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月19日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で柏崎正次騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柏崎正次騎手（6戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

8月30日、中3週で迎えた8戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

10月18日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

10月31日、中1週で迎えた11戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、勝ったゴールドレターにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

11月8日、連闘で迎えた12戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤暢康騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、勝ったローズムーンにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

11月21日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトウカイマルスを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

12月26日、中4週で迎えた14戦目は、篠原茂騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

4歳（1993年）

1月16日、中2週で迎えた15戦目は、中野栄治騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

2月7日、中2週で迎えた16戦目は、古川寛和騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた17戦目は、武藤善則騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったエイシンビリオンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月7日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のロングコメットに1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにする

3月21日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下の壇之浦特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤善則騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、勝ったダイタクミストラルにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

4月17日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鹿島特別（中山芝2500m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で武藤善則騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

6月6日、中6週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の秋川特別（東京芝2000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤暢康騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

10月3日、約4か月の休み明けで迎えた22戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1800m 小雨/良）に出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

10月17日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の西湖特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は中野栄治騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた24戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（東京芝2300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉永護騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、5着に入り込んだ。

12月25日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武藤善則騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

5歳（1994年）

10月9日、約9か月半の休み明けで迎えた28戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉永護騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた29戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。