アポロティアラ（2004年生、母タイキフレグランス）

アポロティアラ（2004年4月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋髪飾り」。毛色は鹿毛。種牡馬のパラダイスクリーク（当時15歳）と交配したタイキフレグランスが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）山際牧場。戦績は、中央平地17戦2勝2着1回。2006年のフェアリーステークス(牝G3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山際牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、フリーダムトレーディングによって210万円で落札された。

柴崎勇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

8月26日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したトウカイシグナルを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月10日、中1週で迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

10月7日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のコスモエターナルに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

10月14日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

12月17日、中8週で迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のサンタフェソレイユに1馬身1/4の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。

3歳（2007年）

2月17日、中8週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

4月8日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦1勝）。18頭立ての18番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいいところがなく16着に終わった。

11月11日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた8戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。17頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた9戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、G3の京阪杯（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚が上がってしまい18着に終わった。

4歳（2008年）

1月6日、中5週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、門松ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

6月29日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

7月13日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた12戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の尾瀬特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

8月9日、中3週で迎えた13戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の長岡特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

9月14日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

9月28日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦1勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

11月1日、中4週で迎えた16戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の鷹巣山特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下のみちのく特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。