レインボーロマン（1985年生、母レインボートカチ）

レインボーロマン（1985年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時13歳）と交配したレインボートカチが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）千葉飯田牧場。戦績は、中央平地6戦3勝。主な勝ち鞍は1989年の角田山特別(400万下)。

経歴

デビュー前

鈴木勝太郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

2月6日、デビュー戦は増沢末夫騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のツネテンザンをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

7月2日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、4歳400万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた3戦目は、4歳以上400万下（福島ダート1000m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

4歳（1989年）

6月4日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた4戦目は、5歳以上400万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた5戦目は、5歳以上400万下（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で増沢末夫騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のシルキーリノに5馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

7月15日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下の角田山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で増沢末夫騎手（5戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のダイワランガーを半馬身振り切って断然の支持に応えた。