モルフェリメンバー（2005年生、母モルフェスキーナ）

モルフェリメンバー（2005年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋思い出」。毛色は鹿毛。種牡馬のニューイングランド（当時8歳）と交配したモルフェスキーナが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）川向高橋育成牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方34戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の一般C2十一。

経歴

デビュー前

大江原哲厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

2月9日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

3月2日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

3月29日、中3週で迎えた3戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

6月8日、中9週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は宮崎北斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

7月19日、中5週で迎えた5戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

8月28日、中5週で迎えた6戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（旭川ダート1500m 曇/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた7戦目は、三井健一騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月17日、連闘で迎えた8戦目は、一般D3-1（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三井健一騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月25日、連闘で迎えた9戦目は、一般D3-1（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた10戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（旭川ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた11戦目は、一般D3-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は三井健一騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた12戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、オータムカップ1（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

11月13日、連闘で迎えた13戦目は、一般D3-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

11月20日、連闘で迎えた14戦目は、一般D3-2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桜井拓章騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

12月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、島崎和也騎手を鞍上に迎えて、一般C25（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

12月17日、連闘で迎えた16戦目は、一般C33（名古屋ダート800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で島崎和也騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

12月26日、連闘で迎えた17戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で島崎和也騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

4歳（2009年）

1月6日、中1週で迎えた18戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、重徳誕生日記念杯（笠松ダート800m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた19戦目は、小林千咲貴6歳誕生日記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は島崎和也騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

1月26日、連闘で迎えた20戦目は、一般C29（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で島崎和也騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた21戦目は、一般C33（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で島崎和也騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

2月15日、連闘で迎えた22戦目は、和美誕生日おめでとう50記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で島崎和也騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

2月22日、連闘で迎えた23戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、一般C32（笠松ダート800m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた24戦目は、大島澄子誕生日記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は島崎和也騎手（7戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた25戦目は、一般C30（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で島崎和也騎手（8戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

4月2日、連闘で迎えた26戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で島崎和也騎手（9戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた27戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた28戦目は、上村勇人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C3二（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は板野央騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた30戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（姫路ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた31戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（姫路ダート1400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた32戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマイヒメを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

7月18日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2十四（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゴールドデザイアーに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月25日、連闘で迎えた34戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したベルコットスカイを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月2日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2十十一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

8月9日、連闘で迎えた36戦目は、一般C2十一（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビクトリースタンドに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月16日、連闘で迎えた37戦目は、一般C2七八（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

8月22日、連闘で迎えた38戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（6戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた39戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したイルフェクレールを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。